植物選びで最もよくある失敗は「見た目で選んで、後から育たない」ことです。庭の環境に合わない植物を選ぶと、管理の手間が増えるか、枯れるかのどちらかです。選ぶ前に3つの条件を確認するだけで、この失敗の大半は防げます。

条件1:日当たりを確認する

庭の日当たりを「1日に何時間、直射日光が当たるか」で分類します。6時間以上が「日向」、3〜6時間が「半日陰」、3時間未満が「日陰」です。夏至(6月下旬)と冬至(12月下旬)の両方で確認すると、年間を通じた日当たりが把握できます。建物や塀の影は季節によって大きく変わります。

条件2:水はけを確認する

雨の翌日に庭に出て、水たまりが残っている場所を確認します。水はけが悪い場所に水はけを好む植物(ラベンダー・ローズマリーなど)を植えると根腐れします。水はけが悪い場合は、腐葉土とパーライトを混ぜた改良土を使うか、レイズドベッド(地面より高い花壇)を作ることで対応できます。

条件3:成長後のサイズを確認する

ホームセンターで売られている苗は、成長後のサイズの1/3〜1/5程度の大きさです。購入前に「成長後の樹高」と「横への広がり(樹冠幅)」を必ず確認してください。狭い植栽エリアに成長後の幅が1mを超える低木を植えると、2〜3年後に通路を圧迫します。植物ガイドには各植物の成長後サイズを記載しています。

初心者におすすめの植物5種

管理が比較的簡単で、日本の住宅庭園に合いやすい植物を5種挙げます。アジサイ(半日陰・管理少)、ヒメシャリンバイ(日向・乾燥に強い)、ホスタ(日陰・葉が美しい)、ローズマリー(日向・乾燥に強い・食用可)、フッキソウ(日陰・グラウンドカバー)。いずれも成長が緩やかで、剪定の頻度が少ない植物です。

植物を買う前に確認するチェックリスト

1. この場所の日当たりは何時間か。2. 水はけは良いか悪いか。3. 成長後の樹高と樹冠幅はいくらか。4. 隣の植物との間隔は十分か(最低でも成長後の樹冠幅の半分)。5. 管理(剪定・水やり・施肥)の頻度は自分のライフスタイルに合うか。この5項目を確認してから購入することをおすすめします。

植物を選んだ後は、植える位置を図面に書き込みます。ステップ別レッスン第5回「植物の選び方と配置」では、図面への書き込み方と植え付けの手順を解説しています。